今週の読書記録

今週は、軽め(内容が、ではなく重量が^^;)の本ばっかですね。

というわけで、レバレッジ3冊目。基本的に、前に読んだ2冊と書かれている内容は同じでした。特に、レバレッジ・シンキングと同じことが書かれている箇所がちらほら。

今から読むのであれば、まずはシンキングだけ読むのでもよいかも。リーディングと時間術に書かれていることのエッセンスは、一通りおさえてあるので。


就活の王道

就活の王道

  • 作者: 株式会社ライブレボリューション&金子真歩
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2006/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 65回
  • この商品を含むブログ (11件) を見る

プレジデントビジョンというメルマガを読んでいる人はかなりいると思いますが、その発行元であり個人的に日本でもっとも面白い企業の一つだと思っている、(株)ライブレボリューションの採用担当の方が書かれた本。

僕はまともな就職活動をしたことがないので、巷の就活本がどのような内容かはあまり知らないんですが、他とは一線を画している内容のようです。僕のときにもこんな本があればよかったのにな(^^;、とか言いつつ、思うところあって新卒からウン年たった今更ながらに、こんな本を読んでいるのです。

基本的に、新卒/第2新卒向けの就活ノウハウを書いた本ではあるのですが、社会人生活ウン年目を迎えていても、今更ながらこれが参考になる部分が結構あるのです。僕って、ここに書かれていることちゃんとやれてんの?と、日々で忘れがちな根底の部分から自分を見つめ直すネタになりそう。

直前にレバレッジ時間術を読んだせいか、書かれている内容に共通点が結構あります(時間の活用とか、行動のパターン化とか、逆算思考とか)。それくらい、「あたりまえ、だけどほとんどの人がやれてない」ことなんですね、きっと。この本に書かれていること(の一部)を、オトナの社会人向けにしたものがレバレッジ・シンキング、そんな印象です。とはいえ、自分史とか夢の作成過程とか、オトナになってからやっても何か新しい発見はありそうな予感がします。

で、そうやって読み進めていくと、最後に気づく。実は、この本は、就活本に見せかけた人生学の本だったのです。

あなたは、“あなたの人生が、あなたに何を期待しているのか”をただひたすら考え抜き、その期待に応えるべくベストを尽くせばよいのです。

ところで、著者は女性の方だとばっかり思っていたんですが、どうやら男性のようですね(^^;


女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?

女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?

表紙はラノベみたいだけど、挿絵はほとんどありません(^^;出版も、プレジデント社というお堅いところ。

社長である父親の急逝によって、会社について何も知らない女子高生がとつぜん次期社長にさせられるという、一見荒唐無稽なお話。周りがそれを普通に受け止めているのも不自然っちゃあ不自然。現実にやるとすると、そうとうな反発を受けそうなものなんですがね。

ってのはまあスタート地点で、会社の(わけの)わからない部分に女子高生という視点から素朴にツッコミを入れることで、会社という組織がどう動いているのか、を暴き出すのが本筋。なんせ何も知らないもんで、さまざまな利害関係から今まで誰も突っ込んでこなかった部分にもツッコミを入れて、さて周りの大人たちはどのような反応をするでしょうか?というようなところも楽しみではあります。

一つの章が短く、文章も読みやすくできているので、さっと読んで会社という組織がどう動いているかを知るにはなかなかよいかと。作中に出てくる「オトナ」たちが、あまりにも抜けてるというか脳天気すぎる気はしますが。それも含めて「カイシャ」なのか、も。