なんかね

IT Pro - 記者の目:楽しむことを思い出そう
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071129/288267/

書いてある内容にケチをつけるわけではないですが。

この記事に限らず、ここしばらくの論調として、楽しいのはプログラムで、プロマネ(に限らずマネジメントの仕事)は「させられる」ものだというのが多い気がする。エンジニアの視線が技術方面に偏っている気がします。その界隈の某有名企業の某氏に伺ったのですが、技術方面に興味があってやる気がある人はたくさんいるんだけど、リーダー、マネジメント方面へ興味を向ける人は割と少ないようです。

なんとなく、意識としてリーダーやマネージャは「やらされる」もので、とかくその「つらい」面ばかりが強調されることが多くて、楽しくない仕事だとすり込まれている気がします。リーダーやマネージャはこんなにやりがいがあって、楽しいんだよ!みたいな記事はあまり見かけない(探すとそれなりにありますけど)。

それでも、リーダーやマネージャに「させられる」人は一定数出てくるわけです。実際、やりがいや楽しさなんて皆無なのかもしれませんが、リーダーやマネージャに「させられた」人が、その意識でやっても楽しいモノも楽しくなりませんって。現場もつらいだけ。

もちろん、リーダーやマネージャはいろいろなストレスにさらされることも多い、大変な職種だと思います。だけど、もっと「プロマネを楽しく!」(当然ですが、現場と一体になって)という話があってもよいんではないか。そんなことを思うわけですよ。表に出てこないだけで、実践されている方もたくさんいるとは思うんですが。

もっと表に、リーダーやマネージャの楽しさを前面に出したものが出てくると、積極的に目指す人も増えるのではないかな。出世のためのキャリアパスとしての役割として、ではない側面で。

技術を否定しているわけではないですよ。念のため。どちらも大事だよ〜ということです。