「Eudora」日本語版、販売終了について

一瞬ですが、Yahoo!トップページのヘッドラインにも出ていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000091-zdn_n-sci

というわけで、以下は思い出話です。

大学で使ってたパソコンは、Macintoshでした。それは、OSの名前が「漢字Talk」から「Mac OS」に変わるかどうかの頃。まだPowerMacすらなく、PioneerやRadiusMac OS互換機が存在していた時代。当時、教育向けのパソコンといえばMacHyperCardだったこともあり(言い過ぎかも)、教育学部出身の私はMacに慣らされていたのです。ちょうどそのころ、かのWindows 95が発売され、Windows専門誌に「もうMacなんかいらねぇ」みたいな特集が載り、「なんだとこんにゃろぉWindowsなんか(ピー)だ」などと憤っていたことを覚えています。

そのころ、Macでのメーラー(MUA)といえばEudoraでした(ついでに、FTPといえばFetch、Anarchieもよく使ってました)。もちろん、その頃のEudoraは、今の機能満載Qualcomm社製の製品版ではなく、シンプルなフリー版。複数アカウントもメールのフィルタ(振り分け機能)もなかったけど、当時はそれで十分でした。

大学卒業後、2年の空白期間をおいて大学院修士へ進学しました(あいかわらず教育学部)。大学院時代の恩師もMac派だったので、研究室はMacであふれていました。その頃は、インターネットも大分普及していて、やりとりするメールの量も増えてフリー版だとさすがに低機能だったたため、Qualcomm社製の製品版(Eudora Pro)へ乗り換えました。

就職してからは、Macから離れバリバリのWindows生活へ。それでもしばらくは、Windows版のEudoraを使っていました。何かに不満を覚えて、別の(Shuriken)に乗り換えてしまったけど。離れた理由は忘れてしまったけど、使い勝手は悪くなかったと今でも思います。

というわけで、Eudoraという製品にはちょっとした愛着があるのです。それだけに、日本語版の販売が終了する、というのはちょっと感慨深いものがありました。そうそう、すっかり忘れていたニュースだけど、Eudoraオープンソース化されフリーになるみたいですね。ある意味、先祖返りともいえるのかもしれませんね。リリースされたら、ちょっと試してみようかな。